
臍
ZHOU HAIFENG周 海峰
[ Brooch ]
[ Silver, Copper, Steel, Black peal, Plastic, Hair ]
へそは、人類にとって最初の傷跡であり、最も偉大な傷跡である。それは終点ではなく、生命が循環へと入る痕跡である。「起点・供給・時間・循環・個体性」という五つの概念を担う物を通して、ジュエリーが身体と世界をつなぐ媒介としての在り方を探る。へそは終わりではなく、すべてのつながりが始まる場所である。

湯口は鋳造工程において金属が金型に流入する通路であり、完成品から切断される部分でもある。それは生命の最初の流れを象徴すると同時に、切断された痕跡を留めている。本作品において湯口はへそに似た存在として捉えられている——使命を終えた後に残された起点である。

ケーブルは現代社会において持続的にエネルギーと情報を供給する装置である。それは個体を機能させると同時に、個体を絶えず接続された状態に置く。本作品はケーブルを現代の臍帯と見なし、供給と依存の関係を探求する。

誕生石は時間を基に、個性を象徴する意味が与えられている。それは代替不可能であり、繰り返すこともできない。本作品において、誕生石は生命誕生という唯一無二の瞬間を象徴している。

聴診器は聴取を通じて、目に見えない生命活動を感知可能にする。それは生命を生み出すのではなく、生命がなお循環していることを確認する。本作品は聴診器の構造を借りて、へそが内包する持続性とリズムを指し示す。

私物は共有できない記憶と感情を宿している。それらは機能的な供給物ではないが、個人の存在を絶えず支え続ける。本作品において、私物は精神的な臍帯と見なされ、個人と自己とのつながりを維持している。