News

  • Uncategorized

ロンドン研修旅行レポート

11月6日から12日までの5泊7日の日程で、イギリス・ロンドンにて研修旅行を実施しました。本研修旅行には、ヒコ・みづのジュエリーカレッジのジュエリー、シュー&バッグ、ウォッチコース、大阪校から希望者17名が参加しました。

Day1:初日は移動日です。約14時間半のフライトを経てロンドンに到着しました。車窓からはヨーロッパらしい街並みが広がり、研修への期待が高まります。

Day2:ロンドンでの研修が本格的にスタートしました。はじめに、ジュエリーブランド「ALEX MONROE(アレックス・モンロー)」のスタジオを見学しました。同ブランドは、植物やその周囲に生きる動物・昆虫をモチーフとしたコレクションで知られ、日本国内でも展開されています。
 ジュエリーデザイナーであるアレックス・モンロー氏より、ブランドの成り立ちや世界観について直接ご講義いただき、あわせて制作現場も見学させていただきました。
 学生たちは、クラフトマンの熟練した手作業や専門工具を間近で観察し、ものづくりの現場への理解を深めました。また、自然光を積極的に取り入れたスタジオ環境など、働く人への配慮を大切にする姿勢も印象的でした。

続いて、芸術大学セントラル・セント・マーチンズを見学しました。同校は、アートとデザイン分野において世界的に高い評価を受け、ファッション、アート、デザインの第一線で活躍する人材を数多く輩出しています。
 ジュエリー科の教室を中心に学内をご案内いただき、本校で使用している工具との違いや、設備についても見学することができました。また、図書室では書籍だけでなく、多様な素材を実際に見て学べる環境が整っており、学生にとって新たな刺激となりました。

2日目の締めくくりとして、大英博物館を見学しました。人類の文化の始まりから現代に至るまで、約800万点を収蔵する国立博物館で、ジュエリーや時計の展示も非常に見応えのある内容でした。

Day3:3日目は学園長と合流し、ロンドン最大級のアンティークマーケットであるポートベローマーケットを訪れました。南北約2kmにわたって露店やアンティークショップが立ち並ぶマーケットで、事前に学園長からレクチャーを受けた鑑賞・購入のコツを踏まえながら、自分だけのお宝を探します。

その後、現代美術館テート・モダンを見学しました。元火力発電所を改修して再利用した建築そのものにも価値を感じます。

夜には、アンティークマーケットでの購入品をお披露目しながらのディナーを楽しみました。みんなで発見や学びを共有することで、理解をより深める機会となりました。学園長が購入したのは、ラクダの骨に描かれた繊細なミニアチュールジュエリー。流石の逸品で学生の関心を集めました。

4日目、5日目は自由行動。ビッグ・ベンやグリニッジ天文台の見学、サッカー観戦、ミュージカル鑑賞、アンティークマーケット巡りなど、それぞれのプランでロンドンを満喫しました。

今回は、実際の制作現場であるジュエリーブランドの工房見学や、海外の教育・文化に触れる芸術大学の訪問など、研修旅行ならではの貴重な学びを経験することができました。参加した学生たちにとって、将来にわたり大きな財産となる有意義な5泊7日となったのではないでしょうか。

shimazaki