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ミキモト真珠島で得た“本物の学び”──ジュエリーコース1年生 学外研修レポート
12月1日(月)、大阪校ジュエリーコース1年生が学外美術研修として、三重県・ミキモト真珠島を訪れました。
大阪・北堀江から約2.5時間。静かな英虞湾(あごわん)に浮かぶ約7,000坪の島へ上陸し、真珠の原点を体験することができました。
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〜真珠の仕組みを五感で理解する《真珠博物館》〜
最初に訪れた《真珠博物館》では、核入れや養殖管理、真珠が育つ環境などを、模型や実物資料を通して学びました。
宝石学の授業や教室で得た知識が“立体的な理解”へと変わり、
「真珠がここまで丁寧に育てられていたとは知らなかった」
という声が多く上がりました。






〜海女さんの潜水実演に感動──命を預かる仕事〜
海女さんによる潜水実演では、静けさの中で響く「磯笛」(いそぶえ)、素潜りで海へ入っていく姿に学生全員が息を呑みました。(磯笛・・・海女の独特の呼吸法であり、海と陸をつなぐ音として「日本の音風景100選」にもなっているとか。)
そこから感じたのは、美しさの裏側にある自然との共生と、人の技の尊さ。

白は膨張色なので、サメ除けになるそう。
〜背景を語れるジュエリーづくり〜
研修後、学生たちの多くが、
「素材や歴史に誠実であることがジュエリーづくりの基本」
だと強く感じたと感じたようです。
真珠が育つ時間、養殖者の努力、支える技術――
そのすべてを知ったことで、ただ美しい形を追求するだけでなく、背景を伝えられる作品づくりへの意識が高まったようです。
知識以上の経験を得た今回の学外美術研修では、今後の制作や学びの指針となっていくことでしょう。

kitayama