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SB1/SB2 栃木レザー研修 [革と川の旅]

シュー&バッグメーカーコース1・2年生は、靴と鞄の主素材である革について学ぶため、栃木県栃木市にある蔵の町と栃木レザー株式会社に行ってまいりました。

栃木レザー株式会社
皮革の製造メーカー。動物の「皮(かわ)」を靴や鞄、ソファなど製品に使用できる「革(かわ)」へ加工をする工場です。
*詳しくはWEBサイトをご覧下さい。https://www.tochigi-leather.co.jp/

蔵の町散策
古い街並みと川、ゆったりとした時間が流れておりました。
蔵の中には骨董品が展示されておりました。

街にはたくさんの資料館があり歴史を学びながら散策することができます。
こちらは革で作られた法被(はっぴ)。火消の方が羽織られていたそうです。

リノベーションされたお洒落なお店でランチ。

場所を移して栃木レザー株式会社
最初に鞣し(なめし)加工の概要をビデオを使ってレクチャーして頂きました。

原皮
牛と豚の皮を取り扱ってらっしゃいます。

腐らないように塩漬けされた状態で輸入されてきます。
世の中にある革は、食肉用に消費された動物の皮を使用して作られます。

脱毛や堅牢度(けんろうど)を上げるために大量の水が使用されています。
*堅牢度:染色された生地の色落ちや色移りなどに対する強さのこと

加工の工程で出る汚水は浄水施設を経て澄んだ水に変わり川へ戻されます。

加工途中の革を触らせていただきました。
状態にもよりますが、1 枚で30kgほどあるそうですが、工程によっては水分を多く含み50kgになるそうです。

仕上げを終えた革は艶がありこの先50年、60年経っても品質を維持していきます。

最後に記念撮影。

シューズ、バッグコースの学生たちが、普段、当たり前に使用している革。
そんな革がどんな場所で、どのようにしてできるかをしっかりと体感してまいりました。インターネットで得ることのできない、感触や匂いかなりの衝撃を受けたことと思います。
この体験が、今後のものづくりに生かされていくことを期待したいと思います。

Kii