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Jewelry Creator Course SCHOOL EXCURSION

2023年6月5日・6日の二日間に渡り、ジュエリークリエーターコース(JCコース) 2年生の学外研修旅行に行ってきました。
研修先は茨城県の磯崎海岸。ジュエリーアーティストである荒田朋美氏を特別講師に迎え、「素材の研究 」課題(海に流れ着いた漂流物を感覚的に組み合わせ制作するリング)で使用するための素材収集とリング制作を行いました。この研修・課題では、ビーチクリーンを通した実体験の学び、そして素材や造形の可能性を追求し、デザイン・制作の創造性やプロセスを学ぶことを目的として実施しました。

Day 1: 素材収集 / レクチャー
当日は前日までの台風からの快晴!素材収集にぴったりの爽やかな気候。流木や貝殻、風化したプラスチックや金属ゴミなど、自然の力によって変化した色や質感の漂流物を見極めながら作品に使用する素材を各自ピックアップしていきました。磯や河口など収集場所を変えて行き、場所によって落ちている素材の種類や環境の違いも体感しました。

素材収集の後は宿泊先での引率講師2名によるレクチャー。
齋藤講師からは、漂流物を使った作品を制作しているフォトグラファーやファッションデザイナーをはじめ、SDGsの視点でモノづくりを続けている卒業生たちの紹介 。島崎講師からは、「初めての〇〇」と題し、初めて制作した金工作品やジュエリーをはじめ、ブランド立ち上げから現在の作品に至るまでの2本立での構成です。レクチャー後はバーベキューで、クラスの交流も深めました。

Day2 : リング制作
2日目は本格的に課題に取り組んでいきます。荒田講師によるレクチャーからスタートし、各自収集した素材を「切る・削る・くっつける」を中心に加工しながらリングの形状に造形していきます。目標は3点以上。素材同士の質感の差や形・色の響き合いを感覚的に掴んでいきながら構成していきました。頭の中だけでは思いつかないような形状が、このように立体物をドローイングするように手を動かすことで見えてくるのです。
最後は本日のイチ押しリングを身につけて撮影!

その後の授業では引き続き15個以上のリングを展開。今は次のステップとして、造形したリングの中から1点選び、実用強度を持たせた金属のリングとして制作中です。
これらのリングは10月に開催予定のJCコースグループ展で展示します。ぜひ楽しみにしていてください!

shimazaki