

間
MIRU HAMADA濱田 珠琉
[ Brooch ]
[ Silver, Marble, Stainless steel ]
-あわい-[間](物と物との)隙間。間とは空間、時間、二つの物のあいだにある空虚を単なる欠落ではなく調和や気配を生み出す要素として捉える、奥深い美意識。それは私にとって心を整え、自分に立ち返るための意味のある余白でもあります。境界にそっと現れる静かな余白を纏うことで人は少しだけ、やわらかい呼吸ができるのです。

間にゆらめくパーツには私にとって大切な人やもの、思い出の感触から生まれた「やわらかくやさしいもの」を宿しました。
大理石は凛とした皎さの奥にかすかな光を宿している素材です。繊細さと強さ、その両方の美しさを静かなかたちの中に閉じ込めています。


大切な人やもの、記憶や思い出。それらはいつも私の内側に在り、静かに心の輪郭を整えてくれます。原点は私の祖父母です。いつも寄り添い、静かな温かさを教えてくれました。私にとって祖父母は心を整え、自分に立ち返るための「余白」のような存在です。そんな大切な存在を象徴する作品として制作しました。
