BicleR:Delusion
RAYMOND KIMURA-MACKE木村マック 礼門
[ Road bike ]
[ Steel, Stainless steel ]
「乗る」「見る」「弄る」どれにおいても楽しめる様な自転車を目指し制作しました。フレームは組付けるパーツに合わせた最低限の加工にし、緩く楽めるだけでなく、レースユースであっても遜色ないジオメトリーを採用しました。現行規格ながら、採用した金物の汎用性の高さによる、より奥深い自転車アソビが可能となっています。
自転車の”アソビ”の道具としての側面の大切さを忘れてはいけないと考え、組み付けるパーツの自由度を上げながらも、多様な規格に対する互換性を持たせる為、パーツ選びのハードルを下げる様にパイプ類を選定し、なるべく直線的なシンプルな見た目にしました。
車体に入るBicleRのロゴは、"a BICycLe as a partnER in one's life"人生のパートナーとしての自転車から取り、"Bider"(*チャンスを待つ者、後ろに居続ける者)とも読めるようにしました。共に在り、長く支えてくれるパートナーとしての意味をロゴにも込めました。
真鍮のワンポイントと合うように金色でロゴを入れつつ、いろんなところへ行き写真を撮りたくなるよう塗色を選び、重ね塗りをし色に深みを出しました。
既存の車体から乗り換えること想定しつつ"パーツ選びを楽しむ車体"というのが分かりやすいように今回は手持ちの車体から移したパーツを中心にイメージ像に合わせてパーツをアッセンブルしました。何を付けるか、どこに行くか、"妄想"を膨らませる自転車"Delusion"です。