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10月にジュエリークリエーターコース（JCコース） / ジュエリークリエーターコースハイジュエリー 選択（JCHIJコース）2年生による合同展覧会「海と植物」展が開催されました。

この「海と植物」展では、JCコース の学生20名と、JCHIJコースの学生7名が前期に行った３つの課題作品を外部のギャラリーにて一同に展示しました。
１：海から集めてきた漂流物と自然物をヒントに感覚的に組み合わせて制作したリングと、そのリングの印象をもとに金属素材に置き換えたリング（JC）
２：植物を精巧にシルバーで模刻したボタニカルブローチ（JC）
３：自然物の細部観察を起点に想像を増殖させながら描いたドローイング作品と、そのドローイングを金属に彫ることで再現したブローチ（JC） / ドローイングから展開したデザインを七宝のプリカジュール技法で表現したネックレス（JCHIJ）

伝統技法や七宝技法を取り入れた金属造形作品から、人工と自然の融合から生み出された素材（漂流物）をもとに造形のヒントや発見のトレーニングから生まれた作品まで、ジュエリークリエーターコース全体の幅広い造形方法の学びが詰まったカリキュラムを、作品を通してご覧いただける会場を目指しました。ギャラリーの4つの部屋ごとに課題作品が分かれていることで、それぞれの部屋の作品の空気感も異なります。また、６月に行ったJCコースの海での学外授業の様子をまとめたムービーの部屋も作ることで、学生たち自身で素材を見つけ・考え・作る・展示するという一連の流れを来場者に観て・感じていただける展示にしました。

搬入から展示の様子です。

初日はJCコースの二年生がジュエリーコースの一年生を引率して見学していただきました。ジュエリークリエーターコースがどのようなカリキュラムなのか、授業の様子など、次々と出てくる質問に２年生がしっかりと答えていきます。庭もあるこのギャラリーでゆっくりとくつろぎながら、学年を超えた交流も印象的でした。

日々課題に取り組む学生たち。作品を制作して終わりではなく、作品が置かれる空間や展示方法によって、作品の見え方がどのように変化するのか、学生たちはこの展覧会を通して多くの学びとなったのではないでしょうか。

お越しいただきました皆様、ありがとうございました。

shimazaki