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東京バルカナイズ(加硫製法スニーカー)@学園祭MUG2020

今年度の学園祭MUGはコロナ感染拡大防止の為、オンラインにて開催致しました。「クリエーターに会える展示販売会」をコンセプトにオンライン上で学生作品の紹介と販売接客を中心に行いました。シューメーカーマスターコース2年生はMUG終了後学校併設ギャラリー「HOLE IN THE WALL」にてオリジナルのバルカナイズスニーカーの展示と対面接客も実施致しました。

この課題は久留米にある株式会社ムーンスター様との産学協同課題です。アッパー (靴の足の甲をおおう部分) までを授業で制作し、久留米のムーンスター工場へ郵送しました。工場にて加硫釜で底材を付けて完成となりました。授業中にオンラインで教室と工場を繋ぎ、実際の加工工程をレクチャーして頂きました。

今回の東京バルカナイズの課題テーマはSDG’s。持続可能な世界を実現するための現在の問題点を洗い出し、それをスニーカーに刺繍する形で表現しています。それぞれのコンセプトがスニーカーとして表現され、オリジナリティー溢れる商品が並びました。

いくつかの作品を紹介します。

軽い世界/レ・ミンホン
地球は人間に似ている。身体も心も健やかで自分らしく生きていける。
重圧感を与えない軽い世界を表現。
珊瑚礁の白化/東 佳乃
海水の水温上昇により珊瑚礁が白く変化してしまう現象を白色の糸の刺繍で表現。
Versterking/竹井雅考
ゴミを減らす=壊れず長く使うこと。壊れにくくするためにステッチングで生地を補強。
海洋生物への悪影響/久米谷翔真
海洋生物がプラスチックゴミの誤飲で犠牲になっている事実をクジラとウミガメの胃袋にペットボトルを入れてデザイン。
豊かな森林/坂井田真帆
シマフクロウが人の手助けなく生活できる環境になってほしい。
平等/杉山可純
ジェンダーで問題になっているトイレのサイン。性の平等が足元から溶け込むように新たな標識をデザイン。

以下のサイトに全商品を掲載しておりますので、是非ご覧下さい。

https://tokyovulcanized20.stores.jp 

nagao