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大阪校 シマノ自転車博物館訪問

2022年6月10日(金)、大阪校 自転車メカニックコースの特別授業として、大阪府堺市にある「シマノ自転車博物館」へ1年生・2年生ともに訪問しました。
シマノは世界でも高いシェアを誇る自転車パーツメーカーで、その本社は大阪府堺市にあります。そのシマノを含めた、自転車の魅力や歴史を伝える目的で公益財団法人シマノ・サイクル開発センターが運営しているのがシマノ自転車博物館です。
この博物館は2022年3月に移転・リニューアルオープンしました。
敷地も従来の3.5倍になり「自転車に乗りたくなる気持ち」の創出を目指したというできたての博物館に、学生たちもワクワクしながらの訪問となりました。

当日は博物館参与の神保様にご案内いただきました。
まず案内いただいたのは「自転車のはじまり」ゾーン。自転車の祖と言われる「ドライジーネ」から始まり、現代に連なる様々な自転車が展示されています。極端に前輪が大きかったり、漕ぎ方・ハンドル操作の仕方が違ったりと、どのような試行錯誤の上で現代の自転車の形に近づいていったか、対話を交えながらの解説に聞き入ります。

次は「自転車のひろがり」ゾーン。1964年と2021年の東京五輪で使用されたロードバイクや、最初期の電動アシスト車など多様な種類の自転車が展示されています。雑誌でしか見たことのない自転車も多く、学生たちは興味津々。

コーナーの中央にはシマノのロードバイク用パーツが、最小単位までバラバラの状態で展示されています。ショップメカニックのオーバーホール作業では分解できない箇所まで見られるとあって、学生たちは夢中になって観察していました。ディスプレイもとても美しくアートピースのようです。

パーツメーカーならではの展示として、ブレーキや変速機構についての体験コーナーが印象的でした。学生たちにとっては普段から使い慣れた部分でも、一般の方からすれば驚きの機構。自分たちの視点と違う展示に感心しているようでした。

「自転車とこれから」ゾーンでは、サスティナブルな社会を目指す上で自転車が果たすべき役割について考えました。

この博物館には自転車本体やシマノパーツの膨大なアーカイブがあります。自転車好きにとっては夢の空間。「ここだけで何時間もいられる」という学生の声も。

こちらは企画展スペースです。見学時は「自転車の旅」について色々なカスタムの自転車が展示されていました。

実は、大阪は自転車産業の盛んな街です。
ヒコみづのジュエリーカレッジ大阪 自転車メカニックコースは大阪の中心地にあり、自転車産業が非常に近いところにあります。
訪問を通じて、学生たちは自身が関わる「自転車」というものの楽しさだけでなく、産業としての重要性を深く学ぶ貴重な時間となりました。

シマノ自転車博物館の皆さまありがとうございました。

OCM/Akasaki