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ヒコ・みづの ジュエリーカレッジ大阪 2020年度卒業制作展 HMC AWARD Winners

専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ大阪 クリエイティブジュエリーコース3年生による卒業制作展を下記のとおり開催いたしました。
1.日時: 2021年2月19日(金)〜21日(日)12:00~19:00
2.場所: 芝川ビル4階モダンテラス(大阪市中央区伏見町3-3-3)
学園長、外部ゲスト審査員、大阪校教員を加えたメンバーによる厳正な審査の元、優秀な作品を選出しましたのでご紹介いたします。
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■外部ゲスト
株式会社ストーリー 代表取締役 余嶋 哲治様
HiNGE Dept Accessory主宰(コンテンポラリージュエリー作家) 橋本 リサ様
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HMC AWARD 2020 -Jewelry Osaka- Grand Prize
彭 思皓(ホウ シコウ) Title : Motion


回す、落とす、跳ねる。どれもこの世界では一瞬の事です。人生も同じく、この宇宙の中では一瞬です。でも一瞬だからこそ美しい。Motion「動き」という言葉を残像で表しました。細かったり、太かったりする残像のラインをアクリルやシルバーを使って残像の動きを表現し、生々しい動きを止まっているようにジュエリーの中に閉じ込めました。
[審査員評] 回す、落とす、跳ねるといった動きの一瞬を作品へと落とし込んだ見事な作品。誰しもが想像はできるが、カタチとしてイメージできないものがジュエリーとして見事に可視化され、表現されています。動きを3Dデータ化して時間を客観的に掴みながら、それを一度自身の手で描き出し、手作業で進めることで作品に奥行きが生まれました。軽やかに見せるための彫金技法や、仕上げが綺麗である点も評価に繋がりました。 |
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HMC AWARD 2020 -Jewelry Osaka- 2nd Prize
青木 優心(アオキ ユミ) Title : amayadori


しとしとと雨が降る中、雨宿りをしている情景を表現しました。屋根から雨が垂れ落ちる様子は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?私は小さい頃、突然の雨に見舞われると近くの家で雨宿りをしながら帰っていました。そんな小さな頃の何気ない日常の景色をジュエリーとして表現しました。
[審査員評] 幼少期に見た何気ない風景を題材に選び、その一瞬を切り取ってジュエリーに閉じ込めるという発想がまず素晴らしい。屋根から垂れ落ちる雨の雫や流れるラインが美しく、繊細に表現されています。細かいパーツで構成されていますが、難しいジョイント部分などもとても綺麗。細かな部分までミル打ちを施すことで、さらに雰囲気のある仕上がりになっています。全てに手が回り、技術力の高さが群を抜いていました。 |
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HMC AWARD 2020 -Jewelry Osaka- 3nd Prize
李 勝潮(リ ショウチョウ) Title : Butterflower


様々なエサを食べて育った蝶は全く新しい生物となりました。それはまるで日本に留学し、日本語やジュエリーを学び、様々な経験を重ねた自分と重なりました。このジュエリーは磁石の反発力と金属のバネ性、そしてアメリカンフラワーの技法を用いて、ボリュームはあるが軽くて着けた人の動きによって本物の蝶のような動きをします。
[審査員評] 蝶のようだが、実は全く違う新しい生物。今まで見たことがない空気感をもつ作風が、審査員の心を掴みました。様々な経験を重ね、成長していく自身の姿を投影した作品はパワフルかつエネルギッシュ。作品全体の色味もアジア的で美しく、目が惹きつけられます。着けると羽ばたいて見えるよう、バネと磁石で動くという発想も面白い。ボリュームのある見た目ながら軽やかで、ジュエリーとして完成度が高いと思います。 |
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以上、3名の皆様、おめでとうございます。
※受賞作品の制作過程やコンセプト、その他展示作品などは☆こちらからご覧いただけます。
※会場内様子は動画でご覧いただけます。是非ご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=ok3ydi0gzjA&list=TLGGWxT4c9axh84xMDAzMjAyMQ

kitayama